5本目はシングルモルト定番マッカラン
マッカラン12年
今回はスコットランドのスペイサイドと呼ばれる地方から紹介します。ウイスキー界の超有名人ともいえるマッカラン。ウイスキーを飲む人ならその名前はほとんどの方が知っているはず。
なぜそんなにも有名かというとそれは製造工程や材料へのこだわりといえるかもしれません。そんな蒸留所が作り出すウイスキーは極上の味です。是非まだ体験していない方は多少他の12年もののウイスキーと比べて値は張りますが1度飲まれてみることをお勧めします。
最近シェリーオークの12年は店頭で見かけることも少なくなってきています。代わりにダブルカスクやファインオークなどの種類は時々見かけますね。ちなみに違いはというと、シェリー樽でも素材の違うアメリカンオークやヨーロピアンオーク、また違う種類の樽(バーボン樽)で寝かした原酒をヴァッティング(ブレンド)している違いです。
味は凄くブランデー風味がするウイスキーといった感じです。香りも味もそれに近いものがあります。シェリーの良さをすごく感じられる逸品だと思います。スペイサイドらしく華やかな香りだち、その中に豊潤さと奥にスパイス感、はちみつのような甘さ、まろやかさ。とても飲みやすいです。
個人的には値段が高いのが難点かな。値段と商品の探しやすさを考えてみると毎日飲めるような代物ではございません。
ただ本当にマッカランの愛好家は多く現時点でのウイスキー界の最高落札額もマッカランです。その額1本6500万だとか。最近ではドバイで6000万以上のマッカランを2本同時お買い上げし購入額で億越えをした強者もいるようです。
さすがにそんなもの一般の方が飲む機会はないと思いますが、常にシングルモルト界の頂点に君臨するマッカラン蒸留所の結晶を味わうというのは興味深い事ですよね。